かまってあげましょうか?大きなネコちゃんvv
『私とネコと貴方と』
「はぁ〜・・・。」
今日何度目かの溜息を吐きながら、私―
は、恋人―火村 英生を睨みつけた。
私の恋人曰く火村さんは、私が来てからずっと・・・3時間前からレポートを採点していた。
普通、恋人をほっといて3時間もレポートの採点をしているだろうか?
否、普通はそんなことはしないであろう。
でも、この私の目の前にいる男・・・火村さんは、恋人を3時間前からレポートの採点をしかも、平然とした様子でしているのだ。
最初の内は、『火村さん・・・。』とか、『火村センセー』とか、最後には『かまってよぉ・・・。』といつもは、言わないような台詞を言ったのにもかかわらず『うるせぇ・・・。』と一言で片付けられ、最後には無視されてしまったのだ。
そして、今にいたる。
「はぁー・・・暇だなぁ〜・・・。」
私が、机に突っ伏しながら呟くと、どこから迷い込んできたのやら一匹のネコがいた。
(ネコ?なんでこんなところに・・・?)
そんな事を考えているとネコは私の所までやってきて私の足にじゃれ付いてきた。
「かっ・・・可愛いvv」
そんな事を口に出しながらネコを抱き上げ少しの間このネコちゃんと遊ぶ事にした。
「ネコちゃんは、どこから来たの〜?もしかして、あそこに居る無愛想な助教授にでも会いにきたのかな?」
ネコに聞いてもわからないのにそんな事を聞いてみた。
「ニャア〜」
ネコが一声鳴いた。まるで、『そうだよ。』とでも言うように鳴いたのだった。
そんなネコに
「あれあれ?そうなの?それなら、残念だけど無愛想で無口な助教授さんは、相手してくれないのよ?」
と言った。
ネコが『にゃ?』と聞くような感じで私を見つめた。
「あのね・・・。あそこに居る、無愛想で無口な見るからに友達少なそうな助教授さんは、レポートの採点が忙しくってかまってくれないんだって。そんなにも忙しいなら、あまり自分でレポート出さなければいいのにね?・・・そう思わない?ネコちゃん?」
私は、それからもいろいろとネコに向かって愚痴を零した。
「ふ〜・・・。ちょっとスッキリしたかも・・・。よし!!それじゃあ、愚痴を聞いてくれたお礼にネコじゃらしで遊んであげようvv」
そして、私は鞄の中からネコじゃらしを出した。
「ホレッvvこっちだよぉ〜vv可愛いvvコチョコチョコチョコチョ!!」
こんな風に遊んでいると、急に耳の近くで
「誰が、『無愛想で無口な見るからに友達が少なそうな助教授さん』だって?
?」
と言う火村さんの声がした。
「ひゃう///!!」
私が、びっくりして後ろを向くとそこには、見るからに不機嫌そうな『無愛想で無口な見るからに友達が少なそうな助教授さん』曰く、私の恋人火村さんが居た。
「びっびっくりさせないでよ!!」
私がそう言うと
「俺は、ずっとココに居たぞ?
が気付かなかっただけだろ?」
と口角を意地悪く上げながら言った。
「うっ///・・・しっしかも!!普段は、名前で呼ばないくせに、こんな時だけ呼ばないでよ!!」
そう、火村さんは、普段私のことを名前では呼ばず、苗字で『
』と呼ばれていたのだ。
「そんなの、俺の勝手だろ?・・・それで、恋人の事をほっといて何、ネコとじゃれついてるんだよ・・・。」
火村さんは、私に後ろから抱きつきながらワザと耳に息をかけながら言ってきた。
「///火村さん・・・。もしかして、ネコにヤキモチ妬いてるの?」
私が振り返って聞くと、火村さんはバツの悪そうな顔をしながら
「そうだよ・・・。」
と言ってきた。
「・・・クッ。あははっ・・・何かおかしい・・・。明日は、雨でも降るのかな?」
私が笑うと火村さんは、ムッとしたような顔をした。
「しょうがないなぁ〜・・・。かまってあげましょうか?大きなネコちゃんvv」
「ふんっ・・・。」
そして、その日は小さなネコちゃんと大きなネコちゃんをかまいながら過ぎていきました。
END
あとがきと書いて後の祭りと読む(えっ)
ハイっ!!終わりましたぁ〜!!一先ず、短っ!!
しかも無謀にも、まだ一冊も読んでないのに書いてしまった火村さん夢・・・。
ヤバイですヤバイですヤバイです(エンドレス)
誰ですか?コイツ・・・。(オイッ)
初が火村さん・・・。ってことは、(どういうことは?)有栖夢(作家編)書くかもしれません。(やめれ)
はぁぁ〜ホント今回(毎回)ダメです・・・。
火村さんがヘタレ・・・。イメージ的には、俺様だったのに・・・。(それも嫌)
ホントスイマセンでした;苦情以外感想大歓迎です。
「ここを、こうするといいっすよ」みたいな事も、大歓迎です。
それでは、
様。ここまでお付き合いいただきありがとうございました。
また、ヘボ文でよろしければ、読んでやってください;泣いて喜びますので!!それでは・・・。
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