『気付けば簡単な事』

「うぅ〜・・・。 〜・・・。」

今日わしは、何度彼女の名前を呼んだじゃろう？

ハルやタマは、呆れてコッチ見てるけど・・・

わしにとっては、相当つらい事なんじゃあー・・・（泣）

本当は、今日。

初めて の家に行ける事になって、すっげぇー嬉しかったんじゃ・・・。

でも・・・

急に仕事が入ってしまった・・・。

『 〜；；急に仕事が・・・。』

『えっ？？お仕事入っちゃったの？？』

『そうなんじゃ〜・・・。すっすまんのぅ；；』

『・・・そっか。』

『 怒ってるかのぅ？』

『うんうん。いいよいいよｗまたにすればいいし・・・。』

『本当にすまん；；絶対に早く終わらせて行くからのぅ！！』

『うんｗ・・・頑張ってね？』

『それじゃあのぅ！！』

「あぁー・・・。 〜・・・。」

わしは、さっきから机に突っ伏して の名前を呼びまくっていた。

そんな事をしていると

『がつっ』

ハルに殴られた・・・。

「・・・痛ぅー（怒）なっなにするんじゃ！！」

わしは、すぐさまハルに怒鳴った。

すると・・・

『がつっ』

タマにも殴られた・・・。

「痛っ！！・・・二人してなにするんじゃーーーーーーーー！！！！！！！」

「『なにするんじゃーーーーーーーーー！！！！！』じゃない！！何をぐずぐずぐずぐずしとるんじゃ！！」

「そんなに逢いたいなら、行けばいいけぇー・・・。」

わしは、二人にそう言われた。

わしは、何をしてたんじゃろう？

いつも に我慢ばかりさせて・・・。

わしから、逢いに行こうとしないで・・・。

簡単な事もしないで・・・。

不本意にも、二人に気付かされてしまったのぅ。

「・・・わし行ってくるけぇ！！言い訳よろしく！！」

わしは、そう二人に言うと一目散にスタジオを飛び出した。

「まっててのぅ・・・。 」

『ガチャ』

わしは、 から貰った合鍵で の家に入った。

「 〜・・・？」

わしが声をかけても何も返ってこない・・・。

「？？おらんのかのぅ？」

わしは、勝手に奥の方へ進んでいった。

そしたら

「くーくー」

という寝息が聞こえてきた。

「寝てる・・・。」

わしは、寝ている に軽く口付けをした・・・。

「いつもすまんのぅ・・・。」

わしは、そう呟くと、ついウトウトしてしまって一緒に寝てしまった。

「大好きじゃよー・・・。 ・・・。」

「・・・私もですｗ」

END