08.隣にはいつも















いつも火村さんの隣には、私じゃなくてあの人がいて・・・

ヤキモチを妬いちゃう

あの人というのは、推理小説作家の有栖川有栖さんの事

たぶん、私と一緒にいる時間より、有栖川さんと一緒にいる時間の方が絶対長い

彼女として、かなり複雑・・・

そりゃあ・・・相手は、男の人だけど・・・

だけど有栖川さんって、とっても可愛らしい人なんだもん!!

すっごくすっごくすっごく可愛い笑顔で笑われちゃ、私なんて敵わない・・・

「はぁ・・・」

出てくるのは、溜息ばかり

「どうすれば、火村さんの隣にいつもいられるのかな?」

そう一言呟いてボーとしていたら

ちゃん?」

と後ろから名前を呼ばれた

びっくりして、後ろを振り向くとそこには・・・

「あっ・・・有栖川さん」

「どうかしたんか?ボーとして・・・悩み事でもあるんやない?」

―――嗚呼、やっぱり可愛いな有栖川さんって・・・

「もしかして、火村のことか?」

「えっ!?なんでわかったんですか?!」

「顔に書いてあるんよ?」

有栖川さんは、苦笑しながら言った

「はぁ、実は・・・」

私は、悩みを全て有栖川さんに言った

なんとなく、有栖川さんになら言えると思ったからだ

話し終えると

「ぷっ・・・」

なぜか、笑われた

「なっ!!なんで、笑うんですかぁ///」

―――こっちは、必死なのに!!

「悪い悪い・・・実は、なぁ・・・」

有栖川さんは、私の耳元で小さな声で言った

「それ・・・本当ですか?!」

「本当や」

私は、有栖川さんの言葉を聞くと火村さんを探しに走り出した





しばらく、あちこちを探していると、ある小さな公園のベンチに座っている火村さんを見つけた

「火村さん!!」

私は、火村さんの前まで行った

「どうしたんだ?そんなに急いで・・・」

「あのね・・・火村さん・・・」

「あ?どうした・・・ ?」

「大好きだよ///」

有栖川さんに言われた事

『実は、なぁ・・・火村。最近、 ちゃんと一緒にいられないって悩んどったんやで? ちゃんが自分に愛想つかさないかとか』

『だから、直接火村に言ってやればええんちゃうかな?』

私は、そう言うと火村さんに抱きついた

「おっ・・・おい」

「だから、私を少しでも長く火村さんの隣にいさせて?ね?」

「・・・あぁ」

そう短い返事を聞くと目を合わせて二人で笑った





これからは、いつも隣にいるのは・・・

有栖川さんじゃなくて・・・

私・・・

















あとがき

アンケートに『火村さんを・・・』と書いてあったので、書いてみました!!!

どうでしょうか?(聞くな

またまた、駄文なんですが・・・

そして、まだ性格が掴めないお二人・・・

二人とも気持ち悪いよー(オイッ


ではでは、この辺で〜

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