『protect a person from the enemy』ホグワーツ特急に乗って.02






































フレッドとジョージと別れてから、空いている席を探しながらブラブラと歩いていた










『コンコン』










控えめにノックして、コンパートメントのドアを開けるとそこには・・・









「デコッパチ？」









「なっ！？失礼じゃないか！！」

―――あっ、デコッパチが怒った

「あっ、ごめんネ？」

ちょっと上目遣いで謝ってみた

これは、シリウスに悪戯したときに言うと効果的なのだー！！（何）

「///ふんっ・・・まぁ、許してやる！！」

そう言った、デコッパチ

―――な〜んか、見たことある顔だなぁ・・・特にデコ・・・

「お前の名前は、なんて言うんだ？」

そう偉そうに聞いてくるさまは、あの先輩にそっくりで・・・

「名前？ ・ って言うのｗよろしくね？・・・え〜と、あなたは？」

「僕は、ドラコ・マルフォイ」

―――・・・マルフォイ・・・マルフォイ・・・マルフォイ・・・あっ！？

「デコッパチの息子！！」

「だから！！デコッパチじゃない！！」

―――へぇ・・・あのルシウス先輩の息子かぁ・・・似てるな・・・デコ

「あっ、そうだ・・・他に空いてる席がないの・・・ココの席いーい？」

最後は、首をかしげてにっこりと・・・

「別にいいぞ・・・///」

ちょろいなっｗ（悪）





















それから、いろいろと今のホグワーツについて教えてもらった

最初のうちは、スリザリンがどれほどいいか、今の校長―ダンブルドア先生が最悪なこと・・・

などという、なんとも不愉快になる話ばっかりだった

そして・・・










「へぇ〜・・・スリザリンの寮監ってスネイプ先生っていうんだぁ・・・」

―――へぇ〜・・・あのスネイプが、寮監かぁ・・・

「それから・・・」

そうドラコが話だそうとしたとき・・・

急に汽車が速度を落とした

「まだ、着かないはずなのに・・・」

私は、時計を見ながら言った

「・・・故障か？」

そう一言漏らしたドラコ

―――故障？・・・そんなはずはないはず・・・今までだって、そんなこと一度もなかったし・・・

汽車は、ますます速度を落とした

ピストンの音が弱くなり・・・

窓を打つ雨風の音が一層激しく聞こえた










汽車がガクンと止まった

そして、なんの前触れもなく、明かりが消えた

あたりは、真っ暗闇になり、なにも見えない















「なにが・・・起こったんだ？」

ドラコの震えた声が聞こえた

「ドラコ・・・大丈夫だよ・・・ね？」

そう声を掛けると、弱々しい

「あぁ・・・」

という声が聞こえた

―――嫌な予感がする・・・










『ルーモス、光よ』










とりあえずは、少し明るくなった

「大丈夫だから・・・ね？」

そうドラコとクラッブ、ゴイルに言う

「いったい、なにが・・・」

そう私が呟くとドアがゆっくりと開いた

そして、そこには・・・
























「ディメンター・・・」

マントを着ていて、天井まで届きそうな黒い影・・・

身体は、灰白色に冷たく光り、水中で腐敗してような・・・

そんな感じの身体・・・

―――どうして、コイツらがココに！？

ディメンターは、その穢らわしい手をドラコに近づけようとした

「ヒッ！！」

ドラコが悲鳴をあげる・・・

私は、その手を蹴った



「ここに、お前達が探している者は、いない・・・さっさと立ち去れ・・・」

そう言い、睨みつける・・・

それでも、ディメンターは、去ろうとしなかった

「はぁ・・・しょうがないわね・・・」





『エクスペクト・パトローナム、守護霊よ来たれ！！』





そう呪文を唱えると、銀色のライオンのようなものが出てきた

すると、スーとディメンターは、消えた

その瞬間、車内は、明るくなった

そして、しばらくすると、また音を立ててホグワーツ特急は動き出した

「・・・シリウス」

小さく呟いた言葉は、雨風によって消えた

あとがき

はい！！久々なハリポタ連載でした！！

自分的に頑張った・・・

たぶん、１年分くらいのエネルギーを使った気がする・・・（えっ）

まぁ、そんなこんなで、どうでしたでしょうか？

次は、人狼教師と陰険教師を出すつもりですｗ


え〜と・・・

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それでは！！