『protect a person from the enemy』学校生活の始まりだ!.03
「ダンブルドア先生とおしゃべりをしよう!」
そう思い立ったら、すぐ行動☆★
どうせあの先生のことだ。絶対暇だよね。
「ダンブルドア先生こんにちはー!!」
バァン!!っとドアが
軋むほど
勢いよく開ける。
「・・・もうちっと静かに入れんのかね。」
「無理です☆★」
にっこりきっぱり言ったら、先生は「相変わらずじゃのう。」と私が本当に学生だった頃と変わらない笑顔で笑った。
ふと思い出される学生時代。
あの時は、本当に楽しかった。
ジェームズ達とバカやっていっつもリリーに怒られてたっけ?
本当に・・・本当に楽しかった・・・。
「・・・。」
不意に名前を呼ばれ、ハッとして前を向くと何処と無く悲しそうな笑顔をした先生の顔。
「えへへ・・・ちょっと感傷に浸ってただけですよ。大丈夫です。」
「・・・嘘を吐くでない。」
ドキッとした。やっぱり先生には嘘は通用しないね・・・。
「はぁーあ。やっぱり先生に嘘は吐けませんね・・・。お話・・・聞いてもらってもいいですか?」
先生は、何も言わずコクリと一回だけ首を縦に振った。
「シリウスが・・・シリウスがピーターをこっ・・・っ殺しただなんて・・・もちろん思ってません。でも・・・っでもでも!!」
「心配なんじゃな?」
力なく頷くと頭を優しく撫でてくれた。
「私なんかが、何か出来るでしょうか?私が・・・役に立てるでしょうか?!」
「大丈夫じゃ・・・少し落ち着きなさい。」
目に熱いものが込み上げて、それは頬を伝い下へ落ちていく。
「泣きたいなら泣きなさい。」
「・・・
はい
。」
その後、私は静かに泣き続けた。
でも、大丈夫。もう前に進まなきゃ。
先生ありがとう、私は私が出来ることを精一杯頑張ります!
NEXT
やっとこさダンブルドア先生終了。
もう何も言うまい(えっ)
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