何故かは、わからない
でも、何故か私は、この世界で生きることになってしまったのだ
「 君に出会ったその時から 」
どうして私は、こんなとこにいるの?
目の前に広がる光景は、とても現代とは掛け離れたもの
ぶつかり合う金属音
響き渡る銃声
「ここ・・・どこ?」
引きつる顔
―――なんで私は、こんなとこにいつるの?
―――さっきまで私は、家でゲームをしてたはず・・・
「よーし・・・続きやるかw」
スイッチをいれる
ちょっと前に買った『戦国無双2』をやるためだ
私、 は、見事に『戦国無双2』にハマってしまったのだ
「きゃーw三成エロいw幸村かわいいw兼次かっこいいw小太郎ヤバイw半蔵ステキwとにかくヤーバーイ!!」
始める前からテンションは最高潮
スタートボタンを押し無双演舞を選んだつもりだった
「アレ?」
画面がいつもと違う
「なにコレ?・・・ の章?」
とりあえず、ボタンを押した
すると
「えっ・・・きゃあっ!!」
画面が急に光りだしたのだ
そして、気がつくとそこにいたのだった
「どどどどどどどうしよう!!!!!!」
―――なにこれ・・・夢なの?
試しに頬をひっぱってみる
「いたっ」
―――・・・夢じゃない!!!!
「とにかく、人・・・人のいるところに・・・」
フラフラと歩きだす
すると、馬が近付いてくる音がした
―――馬?!なんで馬なの?!
そして、その音はどんどん近くなってくる
―――人が・・・あれ?なんか見た事あるような・・・
赤い鎧の背の高い人物
「ゆっ・・・・幸村ァァァァァァァァァ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
そう、その人物とは、真田幸村だったのだ
私が叫んだせいで、幸村は、馬を止めた
「・・・女子?何故こんなところにいるのだ?」
―――生ゆっきーゲッチュ☆★
不思議そうな顔で私を見つめる幸村
当たり前だ戦場に女子がいて、変な顔(口と鼻を押さえる)をしているのだ
変だと思わない奴なんていない
「何故こんなところに?」
幸村は、馬から降りると私にそう尋ねてきた
「わっ・・・わからないんです///」
「わからない?・・・とりあえず、本陣に連れて行くか」
幸村がそう呟いたのを、私は聞き逃さなかった
―――本陣?!ってことは、三成とか兼次とかとかとか・・・・に会える?!
そんなことを考えていると私の身体が浮いた
「?!」
「しっかり掴まっていてくだされ!」
そう言うや否か馬が走り出した
「きゃあぁぁぁぁぁ!!」
馬なんて乗ったことのない私が静かに乗れるわけがない
速いし高いし怖いしで、さっきから悲鳴をあげまくっている
「大丈夫ですよ。しっかりと私に掴まって下さい」
『グイッ』
私は、幸村の前に乗っているのだが、肩を引き寄せられたのだ
―――ひょえぇぇぇぇぇぇぇ///
なんとか、本陣についた
―――心臓が持たないっ///
あの憧れの幸村にずっと引っ付いていたのだ
心臓がバクバクいってる
「ただいま帰った!」
そう幸村が言った
すると
「ご苦労だった・・・」
という素敵エロヴォイスが聞こえてきた
―――こっこの声は・・・?!
NEXT
あとがき
やっちゃったーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!
だって戦国無双2にはまっちゃったもんw
公式設定資料集なるものまで買ってしまいましたよ(死ね)
次回、素敵エロヴォイスの持ち主が出ます(笑)
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